ちぇすとー!

しょぼくれライフのセカンドブログです。ここでは衝動買いした2007年ST250Eを扱います。

ST250E 蒲郡市三谷町バイク散策

蒲郡市の星越海岸沿いに三谷町に入ると、必ず目に入るのがこの三谷の弘法さん。

高さ18.7mの立派な像、実は真言宗金剛寺のご本尊。弘法さんが赤ん坊を抱いているだけあって、安産や子授かりの御利益篤いお寺です。弘法さん(空海)が修行中難産の女性を救った逸話に因んだ信仰から、昭和12(1937)年に当子安弘法大師像建立となりました。

私も春に初孫誕生を控え、祖父になる者として初詣に参った次第です。

本堂では真言宗らしい御祈祷が響き渡っていました。私も息子夫婦第一子の安産をお願いしてきました。

本堂横のマニ塔、四方を素晴らしい彫刻が飾って見応えがありますが、内部にはこの巨大なマニ車マントラを納めた宝珠)、本山高野山同様の信仰がここに引き継がれています。ただ本山はチベット式、当寺はネパール式のようです、

大師像と本堂の間には展望台があり、三河湾一望の絶景が広がります。

続いてかつては弘法大師像の弘法山と三谷温泉が、ロープウェイで結ばれていた旧乃木公園へ。

乃木希典陸軍大将か明治24(1891)年に弘法山に来訪されたのを記念して、大正9年に建立されて乃木公園として整備されてきました。戦後はGHQから破却命令かあったにも拘わらず、地元が守り通した乃木像でした。

忠魂碑横には旧海軍関係者が戦後に平和之碑を建立し、乃木公園の陸軍色を和らげています。

乃木公園の坂道を降りると、若宮神社

蒲郡市三谷町の若宮神社といえば三谷祭り、このお祭りは当若宮神社と西の八剣神社の祭礼で、江戸時代元禄期から始まり、300年間の歴史を湛えます。

蒲郡市のホームページから引用させていただきます。

 

勇壮な海中渡御、豪華絢爛な山車が300mも海中を進みます。

さて、その山車が練り歩く西の神社がここ八剣神社。

境内には大切な山車が保管されています。

気になったのはこの説明文、何とここにも浦島太郎伝説があるじゃないですか、私はうかつにもこの歳になるまでこの地元の伝承を知りませんでした。当地での浦島太郎は、竜宮城から帰り、玉手箱を開けると塩の製法が伝わったというのです。

この亀石に座ると長生きが叶うそうです。

この石自体はレプリカで、この伝説に登場する亀は大塚海岸にある亀に似た岩が原形で、その岩が亀の化身と信じられ、ここに模造された由。残念ながらその岩はラグナシア建設のため埋め立てられてしまい、今は地中にあるそうです。ただ傍説として、原形の亀岩は大塚海岸ではなく、竹島の沖合に浮かぶ三河大島の亀に似た石が伝説の亀の化身だとの説もあります。

若宮公園に沿う三谷海岸に来ました。海中渡御の海岸ですが、ここから伝説の三河大島を望みます。

ひょうたん型の島に伝説の亀がいたんでしょうか。子供の頃、海水浴やキャンプで大島に行った事がありますが、まさかこんなロマンあふれる伝説の舞台だったとは。

わずか2時間程のバイク散歩でしたが、最後にカモメの群れが近づいてきました。人なれしているので、観光客の餌播きを覚え、たまたまエサ目当てで私に寄ってきたのでしょう。

初詣ついでの蒲郡散策、地元なのに知らない事が多く、まさに灯台下暗し。

 今回は昨秋購入したばかりのSTで来ました。小粒クラシカルならではの機動力で何ヶ所もある見学・参拝ポイントを実に効率良く廻ることができました。

最後までお読みいただきありがとうございました。皆様、本年も宜しくお願いします!